EAN13
9784091837929
Éditeur
SHOGAKUKAN
Date de publication
1 novembre 1994
Nombre de pages
274
Dimensions
21 x 15 x 1,9 cm
Poids
470 g
Langue
jpn

Chichi No Koyomi

Jiro Taniguchi

SHOGAKUKAN

Prix public : 22,90 €

父親の死によって初めて父の優しさを知った男の心の機微を描く。 ▼第1話/陽だまりの床▼第2話/春の面影▼第3話/緋色の記憶▼第4話/新しき小径▼第5話/美しき母▼第6話/夏の思い出▼第7話/別離▼第8話/もうひとりの母▼第9話/1枚の写真▼第10話/伯父の言葉▼第11話/めぐる春秋▼第12話/故郷の春 ●主な登場人物/山下陽一(郷里・鳥取を離れ東京で暮らすサラリーマン。故郷には結婚以来14~15年帰っていない)、山下武(陽一の父親。鳥取で理髪店を営む。陽一が小学生の頃離婚している) ●あらすじ/陽一が郷里を想うとき、いつも決まって想い浮かぶ情景がある。早春の早い午後、幼い陽一は父の営む理髪店の床の上に座りこんで遊んでいる。ぽかぽかと心地よい陽だまりの床。それはどうやら、かなり幼い日のもっとも心なごむひとときのように思われる…。父が死んだとの連絡を受けた陽一は、郷里の鳥取に帰ることになった。十数年ぶりの郷里はすっかり街並みが変わってしまい、なかなか郷里に帰ってきたという実感が湧かない。それでも実家に近づくにつれ、記憶にある景色が目につくようになってきた…(第1話)。 ▼郷里を捨て十何年も家に帰ってないうえに、通夜にも間に合わなかった陽一を、親戚の人々は暖かく出迎えてくれた。陽一が幼い頃に離婚し、その後も仕事一筋だった父親に深いわだかまりを感じていた陽一は、いたたまれない気持ちになった。しばらくすると、実の母親の弟である大介伯父が、陽一の知らない両親の若い頃の話を始めた…(第2話)。
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